「業種」と「職種」の違い
「業種」と「職種」は似たような意味に見えますが、実際は大きく異なります。
業種とは
業種とは、企業が属する産業や事業分野を指します。例えば以下のようなものがあります。
IT業界:ソフトウェア開発やITサービスを提供する企業。
製造業:食品や自動車、電子機器などを生産する企業。
飲食業:レストランやカフェなどの運営を行う企業。
企業がどんな物やサービスを提供しているか表す言葉です。
職種とは
一方、職種は「仕事の種類」や「役割」を指します。同じ業種でも異なる職種がある場合もあります。例えばIT系の企業の場合、以下のような職種があります。
エンジニア:プログラミングやシステム構築を行う。
営業職:顧客との取引を行い、サービスや製品を販売する。
事務職:データ入力やスケジュール管理などを担当する。
「業種」は「どの業界で働くか」一方、「職種」は「どのような役割で働くか」を指します。
業種と職種を正しく理解して、入社後のミスマッチが内容にしましょう。
給与についての用語
働く上で給与に関する記載も、正しく理解しておくことの一つです。
額面
給与明細の税金や保険料が差し引かれる前の「総支給額」を指します。基本的に採用情報で記載されている金額は「額面」の場合が多いです。
手取り
実際に受け取る金額です。「額面」の金額から、所得税、住民税、社会保険料が差し引かれた金額が「手取り」となります。
固定残業代
「固定残業代」とは、あらかじめ一定時間分の残業代が給与に含まれていることを指します。例えば給与詳細に「固定残業代10時間を含む」などの記載があった場合、10時間以内の残業代は追加で支給されません。ただし、固定残業を超える残業の場合は振り込まれる必要があります。企業の給与規則については事前にしっかりと確認が必要です。
昇給
昇給は一定期間継続して勤務することで、給与が増加する仕組みです。企業によって増加する金額や査定基準は異なりますが、以下の項目が一般的です。
年次昇給:勤務年数に応じて定期的に給与が増加する。
成果昇給:個人の業績に応じて増額される。
賞与
「ボーナス」のことを指します。年2回(夏と冬)に支給されることが一般的です。賞与は「額面」で提示され、そこから税金や保険料などが差し引かれます。金額は企業によって異なりますが「月の給与1ヶ月分」などと給与の金額ベースで規定されていることが多いです。